5年ぶりにMacを買い替え【M2 Mac mini】

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今回購入したのはM2搭載の「Mac mini」です。一番安いモデルで81374円でした。

2023年2月に発売されたものなので、約1年遅れでの購入です。発売当時は購入するつもりはなかったのですが、いくつかの問題が解決できそうにないのと、これまで使っていた Mac mini が購入から5年以上経っていることから、買い替えを決断しました。Mac mini は安いし。

目次

これまで使っていた Mac mini の問題

これまで使用していた Mac mini は、2018年に発売されたものの一番安いモデルで、CPUはIntel core i3 です。

主な問題点は3つあります。

マウスカーソル速度が変わる

1つ目は、マウスカーソルの速度が日によって変わることです。正確には Mac mini を起動したときに、加速度が高い状態と低い状態のどちらかの状態になります。Mac側の速度設定もマウス側の速度設定も変わっていません。

スリープから復帰したときやマウスのオン・オフでカーソル速度が変わったことはないので、OSを起動したときの設定に何らかの不具合があるのだと思い「12.6.7」から「13.5.2」にアップデートしてみましたが直りませんでした。

マウスはロジクールの「MX Anywhere 3」を使っていたのですが、アプリをインストールし直してみても直らず。3年前に購入したものなので寿命を疑い「MX Anywhere 3S」に買い替えてみましたが直らず。

そもそもいつから速度が変わるようになったのかも、よくわかってないんですよね。少なくともMX Anywhere 3 を使い始めた直後はまだ大丈夫だったはずです。

いつのタイミングだったか忘れましたが、アプリが「Logicool Options」から「Logi Options+」に変わった時期くらいにホイールの硬さも変わったんです。(電磁気なのに)摩耗して軽くなったのだとずっと思っていましたが、MX Anywhere 3S に買い替えてもホイールが軽いままだったので、仕様自体が変わったみたいです。

もしかしたらアプリの問題なのではないかと思って、OSのシステム設定から Logi Options+ の「アプリケーションにコンピュータの制御を許可」をオフにしてしばらく使ってみましたが直らず。

OSのバージョンが変わっても不具合が直っていないか、考えにくい気はしますがハード側の問題か。わかんね〜。

発熱

2つ目は、Mac mini 本体の発熱がすごいことです。720pの画質で動画を見ていると、触ると熱いと感じるくらい熱くなります。CPU温度が見れるアプリを入れて確認してみると、何もしない状態で30℃台や40℃台で、動画を見ていると80℃を超えたりすることもあります。

内蔵グラフィックなので仕方がないといえば仕方がないのですが、購入してしばらくはこんなに熱くなっていなかったと思うし、5年も経っているのでやはりスペック的にも苦しいです。買い替えて発熱がどうなのかを確認したいという欲求もあります。

処理速度

普段は負荷をかけるようなソフトを使ってはいないのですが、ひとつだけ遅いなと感じるものがあって、それがPNG画像の圧縮です。

今まではPNGの画像もJPEGに変換して使っていたのですが、白地の画像をJPEGにすると汚くなってしまうので、一部のサイトではPNGのまま使用しています。

どちらも「ImageOptim」というアプリで90%のクオリティにして圧縮しているのですが、JPEGはほぼ一瞬で終わりますが、PNGではその数百倍くらい時間がかかります(大げさではなく本当に)。しかもCPU温度が90%になることもあったので、流石に心配になります。

おそらく仕様の問題で、ある程度は仕方のないことなのだと思ってはいますが、少しでも速くなればと良いなという願望もあります。

開封

一度開けたら閉じられないやーつ。

カッターなどを使って中の箱に傷がつくことを防いでいるのかな?

Mac mini!

今まで使っていたのがスペースグレイだったので、シルバーは新鮮です。

中身は本体と電源ケーブルと紙だけ。

ポート類のところにテープが貼ってあるんでしたね。前もそうだった。

Type-C のポートが4つから2つになった以外はまったく同じ配置。

M2 Pro だとなぜかポートが4つになります。なぜそこに差をつけるんだ。

めったに見ることのない裏面。

スペースグレイとの比較。

まったく形状が変わらない、シンプルで洗練されたデザインは素晴らしいです。

セットアップ

前回の経験から、Bluetooth機器はApple純正の物以外はセットアップで使えないことを知っていたので、有線でも使えるLogicool G のキーボード「G913TKL」とマウス「G502X」を用意(別にこのために買ったわけではないですが・・・)。

おそらくダメだろうなと思いながらもUSBレシーバーで無線接続してみましたが、普通に動きましたwお前動くの!?

ちょっと気になったので、Logicool の製品であるキーボード「MX Keys mini」とマウス「MX Anywhere 3S」をLogi Bolt のレシーバーで接続してみると、こちらも普通に動きました。お前も動くの!?

Logi Bolt の方は、たぶん他のパソコンでレシーバーと紐づけされている場合は動くのだと思います。Logicool G の方はレシーバーを挿しただけで動くんだっけ?忘れちゃった。どちらにせよ、私の環境では動きました。

ひとつ問題があり、私は日本語配列のキーボードを使っているのですが、初期状態では英語配列になっていたので、メールアドレスを入力するときにアットマークを探すのに手間取りました。どこを押してもアットマークが出てこないので、スマホで調べましたw

それ以外は難なくセットアップ完了。

これまでの問題は改善されたのか

Mac mini を買い替える理由になった3つの問題から見ていきます。

マウスカーソル速度が変わる問題

直りませんでしたw

というのも、これまで使用してきたMac mini のOSのバージョンが「13.5.2」で、今回購入したMac mini に入っていたバージョンは「13.5」なので、同じなんですよね。数日後に「13.6.3」にアップデートしていますが、それでも直らず。

原因がOSだった場合は、OSのバージョンが変わっていないわけだから直らなくても不思議ではないです。これでOSが原因である可能性が高まったとも言えます。他のアプリなどとの相性の問題という可能性もありますが。

というか、カーソルの速度が変わるとか調べても出てこないので、もしかして私だけなのでしょうか。だとしたら、相性問題のほうが可能性は高い気がするけど。こういう細かい不具合って調べても出てこないから余計混乱します。

このページを書いているときに知ったのですが、macOS 14 からシステム設定でマウスカーソルの加速の有効・無効ができるようになったらしいです。試してみたい気持ちはありますが、私は加速を無効にしたいわけではないです。

macOS 14 にアップデートして直るかどうか試してみたいとは思っていますが、まだリリースされて間もないので、もう少し様子を見てからにします。

カーソル速度だけではなくホイールの動きにも不満があるので、サードパーティ製のアプリも検討中です。

発熱問題

劇的に改善しました。

おそらくCPU温度で単純に比較できるものではないと思うので具体的な温度は記載しませんが、今のところ本体が熱くなるどころか暖かくなることもないです。動画を見ていても冷たいまま。

処理速度問題

1.5倍以上に改善しました。

ImageOptimでのPNG画像の圧縮で、適当にデスクトップをスクショした4K画像5枚を使用。これまでのMac mini では90秒かかっていたものが、M2 Mac mini では57秒でした。

思っていたほど短縮はされていませんが、だいぶ速くはなっています。


これ以外で体感的に速度が速くなったと思うところもいくつかあります。

まず、スリープからの復帰がめちゃくちゃ速いです。今まではキーボードをオンにしてからパスワードの入力画面がモニターに表示されるまで5秒近くかかっていましたが、1秒とか2秒で表示されるようになりました。PCの起動はちょっと速いような気はしますが、そこまで変わってないです(元々速い。iPhone SE2の起動より全然速いです)。

それと、エクセルが立ち上がるのも速いです。ちゃんと計ったことはないですが、今までは7秒くらいかかって立ち上がっていましたが、M2 Mac mini では1〜6秒くらいで立ち上がるようになりました。なぜか速いときと遅いときがあり、遅いときはあまり変わっていませんが・・・。

新たな問題

今まではなかった新たな問題もいくつか出てきました。

まず、スリープしてしばらくすると、モニターがオン・オフを繰り返し始めることです。数回のオン・オフで止まることもありますが、永遠と繰り返すこともあります。

最初は、「システム設定」の「ロック画面」にある「使用していない場合はディスプレイをオフにする」の時間を過ぎると起こっているように感じていましたが、この時間を1時間とかに設定しても、1時間経つ前に起こっているので関係ないっぽいです。関係していそうな設定をいろいろいじってみましたが、今のところ直っていません。

他にも、画像の表示や編集などができる「プレビュー」というデフォルトで入っているアプリがありますが、こいつも不具合が増えています。

プレビューで20枚くらいの画像を一括してPNGからJPEGに変換したあと画像のサイズを変えたら、十数枚の画像がPNGに戻るという謎の現象が発生しました。

調べてみてわかったのは、PNGに戻った十数枚の画像は、拡張子だけが変わっていただけでJPEGに変換されていませんでした。最初の5、6枚くらいは大丈夫みたいなので、5枚ずつ変換すれば使えることは使えますが、面倒くさいので「XnConvert」という無料アプリで代替してます。こちらの方が快適ですw

感想

発熱問題も処理速度も改善され、ある程度は満足しています。マウス問題は解決されていませんが、やはり純正のマウスやトラックパッドに最適化されていて、他のマウスでは使い勝手が悪いので、サードパーティ製のアプリを入れるしかないと思っています。そうすればマウスカーソルの速度が変わる問題も抑え込める気がします(知らんけど・・・)。

2018年に購入した Mac mini は97000円くらいでしたが、M2 Mac mini は81374円でした。これだけ物価が上がっているのに8万円台で買えるって安すぎる。M2 Pro は180000円もしますが・・・。

どうでもいいけど、Mac ってバグだらけだよねw

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